近年、「髪質改善」という言葉をよく聞くようになりました。
髪質改善ストレート、髪質改善トリートメント、酸熱トリートメントなど様々なメニューがありますが、従来の縮毛矯正となにが違うのか?
癖毛での広がりは果たして「髪質改善」で治るのか?
ダメージの広がりなどは抑えれるのか?
自分に合ってるのはどのメニューになるのか??
インスタやTikTokで出てくるピカピカのツヤツヤになるのは本当なのか??
家でシャンプーしたら元通りになり消えてしまうのでは・・?!
皆様が抱いている疑問を現役美容師が徹底解説していきます。

縮毛矯正とは


縮毛矯正とは生まれつきのくせ毛やうねり、縮毛をストレートに矯正にする施術のことです。
縮毛矯正専用のアルカリ性薬剤で髪の内部の結合を切断し、柔らかい髪の状態をつくります。
そしてアイロンで熱を加え、最後に別の薬剤で髪の内部を再び結合させてストレートな状態を固定します。
分かりやすく例えるなら、しおしおの洋服を凄く浸透性の良い水(薬剤)で濡らし→柔軟剤(結合切断)を付けて乾かし→最後にアイロンでビシっと伸ばす感じですね。
一度縮毛矯正をした髪の毛は半永久的に効果を維持できます。
定期的に縮毛矯正を行う場合は3ヶ月〜半年に1回伸びてきた根本のみに縮毛矯正をあてて、毛先はトリートメントでおさまりをよくするのがおすすめです。

メリット

  • くせ毛をストレートにしてくせ毛による広がりを抑えることができる
  • 艶がでる
  • 一度縮毛矯正をあてたところは半永久的にストレートを維持できる
  • 毎日アイロンをするよりはダメージは少ない

デメリット

  • 薬剤と高温のヘアアイロンを使うので髪内部への負担が大きい
  • 時間がかかる
  • 髪質によってはぺったんこ
  • ブリーチを使用したカラーができなくなる
  • 巻いても取れやすい

髪質改善とは


髪質改善には髪質改善トリートメント、髪質改善ストレートパーマなど様々な種類があります。「改善」とは悪い所を改めるとゆう意味があります。
お客様の髪質の悩みに合わした改善策を全て「髪質改善」になると私は思います。
しかし元々あるボリュームやコシなど良いところな所はなるべくかえず、施術によるダメージをかけずにあくまでも「悪い所だけ」に作用する改善メニューなのでカウンセリングなどでの施術内容の判断がとても重要です。適した薬剤を使用しなければ効果は半減するのと、美容室によってはダメージに繋がる場合があります。

メリット

  • 髪がキレイになる
  • 施術が今以上のダメージにならない
  • 扱いやすい髪になる
  • コテ巻きOK

デメリット

  • ダメージやくせの無いお客様はあまり効果の実感が少ない
  • 髪質によって回数がかかる時がある

髪質改善の料金相場は8000〜30,000円と幅広くなっています。
また施術時間も15分〜30分の短時間でできる髪質改善トリートメントから2時間半〜3時間半かかる髪質改善ストレートなど様々です。

縮毛矯正と髪質改善ストレートの違


縮毛矯正と髪質改善ストレートの決定的な違いは、使用する薬剤の違いです。
縮毛矯正は髪がダメージするアリカリ性の薬剤を使用し、ヘアアイロンで挟んでくせを伸ばすので髪の毛一本ずつがやや楕円(だえん)形になるのでぺったっと張り付いた感じになります。
髪質改善ストレートはダメージの少ない酸性の薬剤を使用し、髪の毛の内部にゆっく〜りと時間をかけ作用し、髪に負担をかけず内部の結合を切断することでくせ毛をストレートにします。
また、普通の縮毛矯正は高温のヘアアイロンを使用するので熱ダメージも加わりますが、髪質改善ストレートの場合はアイロンを使わない場合が多く、髪の毛一本ずつが円形のままストレートになるので自然に仕上がりやすい場合が多いです。
しかし、縮毛矯正はどんなくせでも伸ばすことができますが、髪質改善ストレートは種類によって縮毛矯正のようなストレートにはならないものや、「髪質改善」とゆうネームだけとりあえず付けて普通の縮毛矯正と同じ場合もあるとゆう噂です。髪の毛の状態やなりたいイメージによって必要なメニューを選択しましょう。

縮毛矯正と髪質改善ストレートの選び方

縮毛矯正の方が良い場合

  • くせを完全にストレートにしたい
  • 多少動いても微動だにしないストレートにしたい
  • なるべくリーズナブルに

髪質改善ストレートの方が良い場合

  • 髪を傷ませたくない
  • ブリーチ毛や履歴が複雑
  • ストレートにしたいというよりおさまりのいい扱いやすい髪にしたい
  • 自然なストレートにしたい

おすすめの髪質改善

エアーストレート

Before

After

Before

After


before

after

エアーストレートはストレートアイロンを使わない髪質改善ストレートで、トップのボリュームを潰しすぎず、毛先も不自然にピンとしにくいのが特徴です。
酸性で優しい薬剤でありながら、軟毛はもちろん強力なくせも伸ばすことができ、ダメージ部分にはトリートメントを使用して髪を補修しながら施術を行うのでダメージも最小限に抑えられます。
乾かずだけ元からストレートかのような自然な艶のある仕上がりになります。もちろんシャンプーを自分でしてもサラサラのまま。
今までに髪のダメージのせいで縮毛矯正を断られた、縮毛矯正ではくせが伸びなかったという方にも一度試していただきたい髪質改善ストレートです。
そして一度エアーストレートをあてた髪は半永久的に効果を維持できます。
エアーストレートについて詳しく書いてますのでご覧ください。
↓今まで縮毛矯正で上手くいったことが無かったお客様写真
before

after

【2024年最新】酸性縮毛矯正を累計6000人担当美容師が解説する7つのポイント

ダメージによる広がりを抑える髪質改善

髪質改善PIMトリートメント

くせは無いけど毛先のダメージによる広がりに悩んでいる方は「PIMトリートメント」がお勧めです。
従来のトリートメントに比べてPiMトリートメントはなんと290倍の吸着率で持続力160%アップ!
元々髪の中にあるタンパク質と結びつくので、繰り返すたびに栄養成分が蓄積されてやればやるほど髪がきれいに健康になります。
髪のくせをストレートにすることは難しいですが、ダメージによるパサつきや広がりがおさまるので扱いやすい髪へと導きます。
今まで美容室でトリートメントをしたけどあまり効果を感じられなかったという方に一度試していただきたい髪質改善トリートメントです。

まとめ

縮毛矯正と髪質改善の違い、分かっていただけたでしょうか?
縮毛矯正は見た目のサラサラさとは裏腹に髪には大きくダメージが加わる場合があります。
髪質改善ストレートは自然な仕上がりになり最新の薬剤を使用している場合が多いです。
また、縮毛矯正をかけるとブリーチを使ったカラーはできない場合があります。
ヘアカラー履歴、パーマ履歴、ダメージ具合によって、慎重に自分の髪質や悩みにあった縮毛矯正や髪質改善を選びましょう。

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