『ブリーチをすると色落ちをする』

ハイトーンをしたことがある方は経験したことがあるのではないでしょうか?
結構びっくりしませんか!?ほぼ1週間ほどでどれだけ暗く色を入れていても「ん?もう明るくなってる、、?」と疑問に思った方もいると思います。
ブリーチした時のベースや、その後に入れるカラーのトーンや濃さによって色持ち具合は変わるのですが、平均が「1〜2週間程度」と言われています。
また毎日使っているシャンプーなどによっても色持ち具合は変わってきます。せっかく綺麗にハイトーンにしたからにはなるべく色持ち良くしたいですよね!

ではどうしたらカラーの色落ちをせずに持ちが良くなるのかを解説していきたいと思います!


なぜ色落ちをするのか?

①ブリーチによるダメージが大きいから

色落ちの一つの原因は、ダブルカラー(ブリーチ又は普通のカラー剤で髪を明るくしてから色を入れること)による髪のダメージが大きいことです。特にダメージの原因になりやすいのがブリーチです。
ブリーチがなぜダメージを与えてしまうのかというと、まずブリーチで髪を明るくするときにはブリーチ剤を使用して、髪の表面にあるキューティクル(髪の内部にある必要な成分を外部から守ってくれる働き)を開き、中の色素を抜き、明るくしていきます。日本人の髪には黒メラニンというものが多く、そのメラニン色素を1度抜かないと明るい色は入りません。
メラニンの色素を抜き、髪を明るくし、カラーをすることによって明るいハイトーンカラーはできているということです。

このメラニン色素を分解してしているときに、髪の内部の結合にダメージを与えてしまい、それにより「切れ毛」「枝毛」「艶の低下」「パサつき」などのダメージの原因になります。手触りの変化だけではなく、「髪のまとまりが悪くなる」「ヘアカラーの色落ちが早くなる」など見た目にも変化があらわれやすくなってきます。

カラーの色落ちやダメージ補修などは、髪の表面にあるキューティクルが関係してきます。キューティクルはいわゆる髪の蓋の役割をしてくれていて、カラーの色素や髪に必要な成分が逃げ出さないようにしてくれています。ブリーチをすると蓋の役割をしているキューティクルを1度開いてしまうので色落ちが早いのです。

②シャンプーの回数が多い

「シャンプーの回数なんて関係あるの?」と思う方も多いと思います。
毎日何気なくしているシャンプー。それもカラーの色落ちの原因につながっているんです!
サロンで髪を染めたときに「なるべく今日はシャンプーをしないように」と言われたことがある方もいるのではないでしょうか?サロンで髪を染めた日はお家でシャンプーをする必要はありません。
髪を染めたその日はカラーがまだしっかりと定着しておらず、何度もシャンプーをしてしまうと色落ちの原因になってしまいます。
もちろん髪を清潔に保つためにはシャンプーが必要不可欠なのですが、髪の汚れは9割くらいはお湯で洗い流されています。残りの1割を落とすためにシャンプーを使って洗っていくので、1日に何度もシャンプーをしてしまうと髪に必要な成分やカラーの成分までも一緒に落としてしまうことになるんです。

③コテやアイロンの温度

毎日するスタイリングでも色落ちの原因につながってしまいます。特にアイロンやコテによる熱ダメージには要注意です!
普段何度でアイロンをすることが多いでしょうか?ちなみに私は美容師になるまではアイロンのマックス温度「240度」でやってました(笑)超高温です、、。今となってはとても恐ろしいことをしていたなと思います。
では髪に負担少ない温度は何度なのか?気になりますよね!正解は「140度です!!」
「えっ!そんなに低いの!?」と思った方も多いのではないでしょうか?

髪の表面にあるキューティクルの部分がダメージをせずに耐えられるのが140度。それ以上になってくると髪の中でタンパク質変異という症状が起きて、キューティクルの開きやダメージの原因になり、カラーの成分が外に逃げ出してしまうんです!

当時カラーをしてくれてたスタイリストの方にアイロンの温度を聞かれたときに
「アイロンの温度何度でやってる?」
「240度ですかね?」
「あ、髪死んでるよ(笑)唐揚げが180度で揚がるから焦げちゃうね^ ^」
「…。確かにーー!!!!(驚き)」
そのときに担当してくれてたスタイリストさんは今、上司なのですが、今だにその話で盛り上がります(笑)私もお客様にお伝えするときにその話をすると「とてもわかりやすい!」と言われます(笑)
話が少しそれたのですが、色落ちやダメージに深く関わってくるのでアイロンの温度にはとても注意です!


ブリーチ毛の色落ちを防ぐ方法は?

ではどうしたらブリーチ毛でも色落ちしにくくなるのか?
結構意外と簡単に日々の生活に少しプラスするだけで防ぐことができたりします!

  1. アイロンの温度を140度にする
  2. ホームケアをする
  3. しっかりと乾かす
  4. カラーシャンプーを使う

①アイロンの温度を140度にする

先ほど説明したようにアイロンの温度は『140度』です!そこを意識するだけでも全然違うのでぜひ明日から実践してみてください!

②ホームケアをする

「ホームケアって家で何をしたらいいの?」と思いますよね。
ホームケアにもいろいろとあるのですが、1番おすすめするのは『シャンプーを美容室のものに変える』、そこなんです!
たったそれだけで本当にえっ!?と思うくらい髪質が変わるんです。
お風呂に入ったときに髪の毛で1番最初にするのはシャンプーです。その最初の段階のものをしっかりと栄養が入っているものにすると本当にびっくりするくらい髪の毛が改善されていきます!

  • 色持ちさせたい方
  • パサつきを治したい方
  • 美髪になりたい方
  • うねりを少しでも抑えたい方

などなど様々な悩みの方に共通するケア方法です。
アイドルや芸能人、美容師さんなど、髪色がコロコロ変わるのに美髪の方などをよく目にしませんか?その方たちも実践しているケア方法。ぜひ明日から仲間入りしちゃいましょう!

③カラーシャンプーを使う

色落ちを防ぐためにカラーシャンプーもおすすめです!
カラーにもよるのですが、カラーシャンプーを使うことによって可愛いカラーを保つことができちゃいます(嬉!!
カラーシャンプーは洗浄成分やケア成分だけでなく、染料が含まれているので、日々のシャンプーとして洗いながらカラーチャージをしてくれます。
1つポイントとして、カラーシャンプーは自分のカラーに合ったものを選んでください。わからない方は担当の美容師さんと相談して決めるようにしましょう!

④髪をしっかりと乾かしてから寝る

髪はしっかりと乾かしてから寝ましょう!
ブリーチをするとダメージでどうしても今までよりもドライヤーの時間が長くなったりして、乾かすのを途中で断念したことはないですか?
特に女性の方はロングだったりするとより大変ですよね、、。めちゃくちゃ、もうめっちゃくちゃ気持ちがわかります!!(共感
ですがそこが1番危険なんです!髪の毛はとてもデリケートなので濡れたままや半乾きの状態だとどうしても摩擦がおこり、キューティクルが開いて栄養成分やカラーの成分などまでもが抜けやすくなってしまうんです、、。
髪をダメージさせないためにも早く乾かすポイントを教えちゃいます!
【POINT】
①タオルドライをする
シャンプー後、しっかりとタオルドライをしてください。ゴシゴシと擦るのはNG摩擦が生まれてキューティクルを傷めてしまうので、タオルで優しく包み上からたたくような感じで拭き取ってあげてください。それだけでも髪への負担がだいぶ減らせることができます!

②髪の根元から乾かす
指を大きく広げながら乾かすと根元に風が入っていきやすくなります。髪全体ではなく根元と地肌全体ををしっかりと乾かすことが手早く乾かすコツです!
そうすることによって手早く乾かせるだけでなく地肌のムレや気になる匂いを防いでくれちゃいます。

③中間〜毛先を乾かす
毛先はダメージが蓄積しやすく乾燥しがちになります。色落ちも特に毛先が気になるという方も多いのではないでしょうか?
毛先にはあまりドライヤーの熱を与えすぎないようにしましょう。しっかりと乾かすことがとても大事なのですが、乾かしすぎもNGです。


まとめ

色落ちしやすいブリーチ毛はしっかりとお家での日々のケアが大事です!
アイロンの温度や毎日使うシャンプーなどで驚くほど色落ちするスピードが変わってきます。
全部した方がもちろんいいのですが、何事も継続が大切なので自分ができる範囲でのケアがおすすめです。
また、普通のブリーチとケアブリーチでの違いなども!!
気になる方はこちらをチェック
     ↓↓↓
【2024年最新】ブリーチとケアブリーチの違いって何?年間800人以上担当する現役美容師が徹底解説!
ぜひ参考にしてみてください!