酸性縮毛矯正ってダメージレスって聞くけど実際どうなの？

皆さんは【酸性縮毛矯正】というワードを聞いてどういった縮毛矯正をイメージしますか？？
「アルカリ性の縮毛矯正に比べるとダメージがすくないとは聞くけど実際どうなのか、、、」「しっかりクセがのびるのかな？？」と不安に思われている方も多いはずです。
「酸性縮毛矯正は本当にダメージレスできれいにクセがのびるのか？」そんな疑問や不安を解決するために深掘りしていきたいと思います！！
この記事を読んで「酸性縮毛矯正は一体どんなものなのか？」を知っていただけたら嬉しいです。

酸性縮毛矯正（酸性ストレート）とは？？
酸性ストレートは髪が傷まない？？
縮毛矯正と酸性縮毛矯正の違い
酸性縮毛矯正後の注意点
まとめ
店舗情報

酸性縮毛矯正（酸性ストレート）とは？？

酸性ストレートとは、アルカリ性の剤を使った普通のストレートとは違い、酸性領域で髪の毛を真っ直ぐにする施術のことです。
一般的な縮毛矯正の薬剤はアルカリ性の性質を持っているのですが、アルカリ性の薬剤は髪の毛の中に薬剤を浸透させる際にキューティクルを無理やりこじ開けていきます。そうすることにより開いたキューティクルの中から大切な栄養分が流れ出てしまい、髪の毛が大きなダメージを受けてしまうんです。そのときに同時にキューティクルもいためてしまいますので「パサつき」「広がり」「枝毛・切れ毛」などの原因になってしまう可能性が大きくなります。
さらに一般の縮毛矯正は高温のアイロンによる熱処理でもダメージしてしまったり、不自然なくらいピンピンなストレートになってしまう恐れもあります。

ですが、それに比べ酸性ストレートは酸性領域でストレートにしていきます。
酸性領域では髪の毛のキューティクルを開かずに髪の中に浸透させることができ、「アルカリに比べて栄養分が逃げない」「キューティクルが傷つかない」とダメージを最小限に抑えながらクセを伸ばしていくことができます！！
また、アイロンを使用しないためペタッとならず自然な仕上がりなり一般的なストレートより髪が固くならずスタイリングがやりやすいのが特徴的です。

酸性ストレートは髪が傷まない？？

結論、酸性ストレートも結局縮毛矯正ですのでダメージはします！！
薬剤が酸性になったとしても「髪が傷まない」はありえません。騙されてはいけません
正確には「傷むリスクは低いが、傷まないわけではない」
傷まない縮毛矯正として施術をうけるのは危険です。

最近、sns上で「○○カラーは傷まない」、「酸性ストレートはダメージレス」など甘い言葉を目にしますが、薬剤を使用する施術の中で傷まない施術はありません。
もしこれを否定するような「傷まない縮毛矯正」「ヘアカラー」「パーマ」を発表できたとしたらノーベル賞取れるのではないかと思います。笑
なにか髪の毛に施術をするということは確実に髪の毛に対して負担はかけています。

縮毛矯正と酸性縮毛矯正の違い

【縮毛矯正メリット】

・強いクセでもボリュームをしっかり抑えてくれる。
・酸性縮毛矯正に比べて、施術時間が早い。
・一般的なアルカリ性の縮毛矯正のほうが美容室での取り扱いも多く、酸性縮毛矯正に比べ安価で施術できる。

【デメリット】

・アルカリの強い薬剤を使うため見た目以上にダメージしてしまう。
・縮毛矯正の知識が豊富な美容師でないと効果が発揮されずダメージするだけになってしまう。
・髪の毛が固くなり不自然な仕上がりになる恐れがある。

【酸性縮毛矯正メリット】

・アルカリの縮毛矯正よりダメージレス。髪の毛本来の柔らかさをキープできるのでさらさらツヤツヤになり髪質も改善されるので手触り抜群。
・仕上がりがまっすぐ過ぎないナチュラルストレートに。
・一般的なストレートのようにアイロンを使用しないため髪が柔らかく仕上がり、様々なスタイリングが楽しめます。

【デメリット】

・仕上がりまで３〜４時間ほどかかってしまうためまとまった時間が必要になります。

・酸性領域の良い薬剤を使用しているため費用が高くなってまう。

酸性縮毛矯正はこんな人におすすめ

一体、酸性縮毛矯正はどんな人におすすめなのかを説明していきます。

◉クセやうねりは少ないけど、髪をまっすぐ艶の出る髪の毛にしたい方

アルカリ性の薬剤を使っていなくてもゆるいクセは伸ばせます。
縮毛矯正はアルカリ性でも酸性でもダメージが０ということはないので、初めてのストレートで不安な方は酸性縮毛矯正を一度試してみるのが良いでしょう。

◉パーマやブリーチの履歴があるデリケートな髪質の方

ダメージが積み重なった髪をいたわりながらストレートをかけていくのですが、アルカリ剤はアルカリの力で髪の毛のキューティクルを開いていきます。
そして内部の結合を変化させることで髪をまっすぐにするため、髪の毛にどうしても負担がかかってしまいます。
今までにブリーチやパーマなどの履歴がある方は酸性縮毛矯正の方をおすすめします。

◉髪の毛の水分が少ない方

髪の毛のぱさつきの原因の一つが水分です。
髪の毛に十分な水分が行き届かないことで髪の毛がぱさついたり、広がったりします。
そのような方にもアルカリ剤を使った縮毛矯正より酸性縮毛矯正のほうが良いと思います。

酸性縮毛矯正後の注意点

酸性ストレートの持ちを左右するのは、施術後のアフターケアが非常に大切になります。
せっかくダメージの少ない施術を受けたのですから、その後のダメージは最小限に抑えましょう。

◉当日のシャンプーは控える。

施術日のシャンプーはできるだけ控えましょう。（髪の毛を濡らさない。）

ストレートは２４時間かけて、少しずつ空気に触れさすことでゆっくりと髪にストレートの状態が定着されます。
そのため、１日だけでいいのでできるだけきれいな状態でキープしておいたほうが今後の持ちは良くなります。

どうしてもシャンプーしたい！って方は当日必ずきれいに乾かして低温のアイロン（140~160°）をして就寝してください。

◉施術後２４時間は髪の毛を縛らない。

できれば１週間は「結ぶ」「耳掛け」「コテ」は控える。

縮毛矯正をした後３日ほどは髪の状態が不安定でいつも以上にダメージしやすくなっています。
なのでその間はできるだけ「結んだり」「耳にかけたり」「コテ、アイロンを使う」のは控えるのがおすすめです。
また、髪の毛の状態によっては安定するのに３日以上かかることがあるので「１週間ほど」経ってからのほうが安心です。