みなさんこんにちは!美容室boappu(ボアップ)です。
年齢とともに増えていく白髪。老けて見えるし、嫌で抜いてしまう方もいるのではないでしょうか。「1ヶ月に1回染めに行かなきゃ気になる。」「でも美容院に行くのは面倒」そんな方も少なくないと思います。なので手軽に買えて簡単にできてしまう市販のカラー剤で染めてしまう方が多いのだと思います。
ですが!!普通のヘアカラーと白髪染めにも違いがあるんです。
「え、普通のヘアカラーと白髪染めでは何が違うの?」と思っているそこのあなた!
この2つの違いは何だと思いますか?まずここが理解できているのといないのとで今後のカラーに影響がでてしまうかもしれません。
理想のカラーに仕上がるようにヘアカラーと白髪染めの違いについていろいろな角度で徹底解説していきますので、最近白髪が気になる方は一緒にお勉強して「綺麗な大人髪」を手に入れましょう!
白髪ってなんで生えてくるの?
白髪が生えてくる仕組み
「白髪って何で生えてくるんだろう?」「顔周りばかり生えてくる、、」と思ってる方多いのではないでしょうか?そこで白髪が生えてくる仕組みを説明していきますね!
まず髪の毛は、毛母細胞という細胞に毛乳頭からの司令が入り、色のない白い状態の髪の毛を作り出します。
髪の毛は元々黒いのが当たり前だと思われている方がほとんどだと思いますが、最初から黒い訳ではないんです!
メラノサイトという部分がメラニン色素を作り、色のない状態の白髪に着色することで黒い髪の毛が生えてくるという仕組みです。
髪の毛を生やすためには栄養が必要です。栄養を頭皮に届けてくれるのは血管です。老化により血液の循環が悪くなり、メラノサイトが働かなくなってしまいます。そして、メラノサイトが働かずに生えてきた髪の毛が白髪として生えてくる仕組みです。
では、なぜ白髪は顔周りに多くはえてくるのでしょうか?顔周りは血液が循環しにくい位置なのです!なので頭皮全体の血行が悪くなると、メラノサイトが顔周りまで届かなくなってしまいます。
白髪の原因
加齢
白髪が気になってくる年齢は平均35歳とされています。
年齢を重ねると白髪が出てくるのは自然な老化現象ですが50代、60代になっても白髪がない方も稀にいます。また、若い10代でも白髪がある方もいます。
実際のところ加齢によってなぜメラノサイトの働きが低下してしまうのかは謎に包まれていて、白髪の進行を予防することは正直難しいところ。
遺伝
白髪になりやすいかどうかは遺伝的な要因が関係するとされています。
10代や20代の人でも白髪になる「若白髪」も遺伝が大きく関係していると言われています。
ストレス
まだまだ謎が多い「白髪」ですが、2020年にハーバード大学の研究チームが発表した「白髪とストレスの関係」で強いストレスを感じると白髪が増えるということが証明されました。
栄養不足
健康な髪の毛を生やすには栄養が必要です。栄養バランスの良い食事を取ることで、栄養が身体に吸収され頭皮や髪の毛にも行き渡ります。
特に、タンパク質・ミネラル・ビタミンなどは積極的に取り入れると良いでしょう。
【タンパク質】
肉・魚・卵・大豆製品・牛乳 など
【ミネラル】
貝類・牛肉・レバー・チーズ・赤身魚・豆類 など
【ビタミン】
豚肉・穀類・貝類・魚卵・野菜・果物・ナッツ類・魚介類 など
白髪染めと普通のカラーの違いってなに?
結論から言えば白髪染めと普通のカラーの違いは一般的に「脱色作用」と「染色作用」どちらが強いのか?の違いだと言われています。
白髪が気になる ➡︎ 白髪染めが適している
白髪があまり気にならない ➡︎ 普通のヘアカラーが適している
簡単に説明すると、普通のカラーは黒髪がキレイに染まるように、白髪染めは白髪がキレイに染まるように、それぞれ作られているのです。
まず、どうやって髪の毛が染まっているのかと、それぞれのカラーのメリット、デメリットを簡単に説明していきます。
ヘアカラーの仕組み
一般的にヘアカラーと呼ばれているカラーは永久染毛です。
永久染毛はその名前の通り永久的に色を変えるもので、基本的には2つの薬剤を使います。
1剤には主に染料とアルカリ剤、2剤には酸化剤(過酸化水素水)が含まれていて、2剤が混ざり合うことで化学反応を起こし髪の毛を染めます。
ヘアカラー剤を髪に塗布した後、1剤に含まれているアルカリ剤が髪の表面にあるキューティクルを開き、ヘアカラー剤を髪の内側まで浸透させていきます。
浸透したヘアカラー剤は酸化剤の作用によって髪のメラニン色素を分解、脱色。そこに染料が過酸化水素水とアルカリ剤の反応で発生した酸素と結びつき、酸化することによって色を発色させます。
このようにヘアカラーは、髪を一度明るくして色を入れるという2つの働きがあるので、黒髪から明るい髪の毛へと自在に変えることができます。
ここからは一般的なカラーの種類と特徴をご紹介します!
ヘアカラー(ファッションカラー・オシャレ染め)
上記でも説明したように薬剤を塗ると髪の毛表面のキューティクルが開かれ、その間から染料が入り込んで髪の毛が染まります。そのため、しっかりと髪の毛の内部で色素が結合していくので、色持ちが良いのが特徴です。
白髪を染めるほどの染料は入っていないので白髪が気になる人は白髪染めでしっかり染めましょう。
【メリット】
- 好きな髪色に染めれる。
- ファッションに合わせて髪色を変えられる。
- 占領が濃くないためカラーチェンジしやすい。
- 髪色を明るくすることもできる。
【デメリット】
- 時間、お金がかかる。
- 髪の毛が傷む可能性がある。
- 白髪はほとんど染まらない。
- 人によって合う合わないがあり、アレルギーを起こす可能性がある。
白髪染め(グレイカラー)
普通のカラーと材料、染まる仕組みは同じですが白髪染めは染料が濃く白髪までしっかり染まってくれます。多くの染料を髪に入れ込むことによって、黒髪をカラーリングしたようなきれいな程よい色合いに見せることができるのです。
【メリット】
- 白髪がしっかり染まる。
- 見た目が若々しくなる。
- 色落ちしても1度染めたら白髪が出てこない。
- 1ヶ月以上色持ちする。
【デメリット】
- 頭皮が敏感な人には使えない。(アレルギー等)
- 髪の毛にダメージが残る。
- 白髪をしっかり染めるため時間がかかる。
ヘアマニキュア
白髪染めヘアマニキュアは「酸性カラー・酸性染料」とも呼ばれる染め方で、爪に塗るマニキュアのように髪の毛の表面を色素でコーティングすることで髪の毛を染めていきます。
白髪染めヘアマニキュアは髪の毛に染みこませることもなく染められるため、髪の毛がダメージを受けてしまうリスクは低くなります。
ただし、マニキュアのように”塗っているだけ”ですから、色が落ちやすいというデメリットもあります。
染めたての時は髪に染料が定着するまで数日間髪の毛を洗う度にシャワーの水が黒っぽくなることもありますし、タオルや枕も黒っぽい色がついてしまうこともあります。
また、染め方の特徴から黒髪には色が入りずらく、ダークブラウンやブラックなどもとの髪の毛よりも暗いカラーでなければキレイに染めることができないので、好きな髪色でオシャレをしたいという人にはもしかしたら不向きな可能性があります。
【メリット】
- 髪の毛、頭皮に対してのダメージがほとんどない。
【デメリット】
- 色落ちで服、タオルが汚れる可能性がある。
- 黒髪には色が入らず、白髪は暗い色にしか染められない。
白髪染めトリートメント
白髪染めトリートメントとは一般的に、ヘアカラー剤の一種で、トリートメントと染料が一緒になったものを言います。
シャンプーの後に塗布するだけで簡単に染められ、通常のトリートメントと同じような使い方ができるので、バスタイム時気軽に使用できるのが人気です。継続して使っていただくと徐々に白髪が気にならなくなります。
【メリット】
- 髪の毛、頭皮へのダメージがほとんどない。
- 手軽に染められる。
【デメリット】
- 効果を実感するまでに定期的に使い続けないといけない。
- 1回では効果を実感しにくい
一般的に、35〜40代前半にかけて大半の女性が白髪染めを経験しています。
30代後半頃が白髪が生え始めるタイミングです。目立ちはしないもののチラホラと見え始めることにストレスを感じ始める方もいるでしょう。
今後やりたいカラーやスタイルによって、ヘアカラーか白髪染めどちらが自分に適しているのか担当の美容師さんとしっかり相談してからカラーしていきましょう。
市販の白髪染めと美容室の白髪染めの違いとは?
ずっと普通のカラーだったけど最近白髪が気になってきた方や、市販の白髪染めと美容室の白髪染め何が違うか気になる方も多いと思います。
よく、市販のカラーと美容室のカラーの違いを聞かれますが全くの別物と思って欲しいくらい違います。セルフで染められている方は特に目を通して見てみてください。
①カラー剤の違い
- 市販のカラー剤
一般の方が使用することを前提に作られています。
そのため失敗が少なくなるように設定されて作られています。誰が染めても簡単にしっかり染まるように設定されているため髪の毛や頭皮への負担は大きいです。
市販のカラー剤で染めた後、髪がパサパサになった経験はないですか?パサパサになるのは薬剤の力が強いからです。
市販のカラー剤は当然のこと、一人一人の髪の毛の状態を見てないですし、ダメージのレベル関係なく誰でもなんとなく染められるように薬剤を選定しているので薬剤の力もかなり強く作られています。
市販のカラー剤を使用し続けていると最初はダメージ少なくても、次染めるときはダメージしている上にかなり強い薬剤で髪の毛を染めていることになるので髪の毛の負担はどんどん大きくなります。
自分で染めていると塗布時間や塗った後の置く時間が曖昧で後頭部は見えにくいので、前はしっかり染めれても、後ろは塗れていたり塗れてなかったりなど、なんとなくで染めているのではないでしょうか?
ダメージする上に、仕上がりも曖昧になりやすいのが市販のカラー剤のデメリットです。
- 美容室のカラー剤
美容室ではお客様の髪の毛のダメージ、履歴、肌の弱さ、頭皮の弱さ、染まりやすい、染まりにくいなど、髪質に合わせてお薬の強さや部分でお薬を変えたり、時間の調整もするので髪の毛への負担は少なくなります。
塗布時間、放置時間、塗布量も決まっていてダメージレベルに合わせてお薬も変えているのでダメージは少なく、ムラ無く染めています。
そして、お薬を混ぜるグラムもきちんと測って調合しているので無駄なくきれいに染めることができます。
②塗布テクニックの違い
- 市販のカラー(一般の方)
塗布の経験が少ないため時間がかかったり塗布量の差で色ムラになる可能性があります。
白髪が生えてきたところだけをセルフで塗り分けるのはほぼ不可能でしょう。
- 美容室のカラー(プロ)
練習用ウィッグで何回も練習して毎日お客様の施術をしているので、手際の良さや、仕上がりの良さに関しては問題ない場合がほとんどです。
かつ、自分のしたい色味に確実に近づけるでしょう!
「白髪をぼかす」カラーリング6選
最近ではいろんな白髪対策やぼかし方などがあるので、様々なデザインを楽しむことができます。
今までは白髪は「隠す」ものだというイメージが多いと思うのですが、今では逆に白髪を「活かす」というデザインも増えてきました。
では、どんなデザインがあるのか?まとめてみました。
今ある白髪を活かす『白髪ぼかし』
白髪ぼかしとは、ハイライトなどのようなブリーチを使ったデザインや、グレイカラーといった白髪染めではなく、「カラー剤」を使用して白髪を目立たなくするという方法です。
この白髪ぼかしでは、今まで白髪染めの時には諦めていた「明るめのカラー」という希望が叶っちゃうんです。
従来のような暗めのカラーで白髪をなくすという方法ではなく、少しぼかしながら同時にカラーも楽しむという方法なので、したい髪色の幅がめちゃめちゃ広がります。
また、ブリーチを使わないリフト剤で髪の毛を明るくトーンアップをするという方法もあったりします。
白髪は明るくなることはないのですが、もともと色素が薄く明るい状態なので白髪以外のところを明るくしてあげることによって白髪が紛れて目立ちにくくなるのです。
そうすることによって、今まで白髪染めで染めてた黒いところから白髪が伸びて目立つという考えだったのが、全体を明るくすることによって白髪が気になるというより、根本のプリンのところが気になるという状態に変わります。
以前は「白髪が気になってカラーをしてたけど、全体を明るくすると白髪が減ったように感じる」という意見もあったりします。
「白髪ぼかし」とは白髪を髪色全体に馴染ませて『白髪っぽく見せない』、白髪をしっかりと染めるというよりは『今ある白髪を活かす』と考えていただいた方がわかりやすいかなと思います。
これもまた1つの方法としてオススメです。
↓こんな方にオススメ↓
- 全体的に白髪がある方
- 髪の毛を明るくしたい方
白髪をオシャレに見せる『ハイライト』
最近人気の「白髪ぼかしハイライト」さっきの白髪ぼかしと何が違うのでしょうか?
ハイライトはブリーチを使って髪の毛を明るくしてやっていくのですが、白髪×ハイライトのメリットとして、おしゃれに大人っぽくデザインカラーができちゃいます。
まず、全くカラーをしていない日本人の髪色は4トーンくらいだと言われています。地毛がもともと明るい方でも6〜7トーンくらいのダーク系の髪色の方が多いです。
白髪はそこから一気に20トーンくらいの明るさほどあり、4トーンくらいの明るさの中に20トーンの白髪があることで目立ってしまいます。
4トーンのベースを10レベルくらいまでの明るさに持っていくと一気に20トーンとの差がなくなり、白髪が目立たなくなります。
ハイライトとはブリーチを使用して施術をしていくので、白髪に近い明るい髪色を『増やしていく』という白髪ぼかしの方法です。
白髪も明るい髪色で、それがまばらに生えているから目立つのですが、ハイライトで髪の毛全体に均一に白髪の代わりになるような細い線を入れていきます。そうすることによって、白髪なのかハイライトなのかがわからなくなるのです。
柔らかいグレージュカラーなどと合わせると、とても上品に可愛く大人女子に仕上がります。
また、ハイライトは全体的に明るいスジが入って行くので、全体のカラーも明るくなってオシャレも楽しむことができます。
↓こんな方にオススメ↓
- チラホラと白髪がある方
- 全体的に白髪が散らばっている方
簡単に染めれる『カラートリートメント』
カラートリートメントは次のカラーまでの間白髪を隠したりするときに使用することが多いです。とても便利でしかも、髪への負担も抑えながらカラーリングできるというメリットもあります。
トリートメント成分が多く含まれているので、白髪染めやカラー剤ほどの即効性や持続性はないですが、ダメージを抑えつつ白髪を隠せるというところが最大のメリットです。
また、難しい工程などもなく自分で自宅で簡単に染めることができるので、忙しい時にももってこいです。
持続力は弱いので、回数を重ねるごとに色づいていくためいきなり髪色が変わって周囲にバレたくない人にもオススメです。
一方、徐々に色づくのでキープ力は期待できず、ある程度継続して使用する必要があります。
↓こんな方にオススメ↓
- 美容室に行く時間がない方
- ダメージを最大限に抑えたい方
- カラーをしたとバレたくない方
ダメージを軽減『ヘアマニキュア』
ヘアマニキュアも次のカラーまでの間、白髪を隠したりする時に使用することが多いカラー剤です。
カラートリートメントとの違いはカラートリートメントよりも色がでやすく使用後すぐに発色するのが特徴で、髪の毛の表面に染料をコーティングして着色するため、大きなダメージを抑えつつカラーリングが可能です。
髪を洗うたびに色が落ちていくところはカラートリートメントと同じですが、ヘアマニキュアの方がしっかりと色が定着するため、カラーリングの頻度が少なくても効果を得ることができます。
↓こんな方にオススメ↓
- 美容室に行く時間がない方
- ダメージを最大限に抑えたい方
- カラーをしたとバレたくない方
肌に優しい白髪染め『ヘナカラー』
最近よく聞く「ヘナカラー」ヘナカラーとはヘナという常緑樹の葉を使って白髪染めをするという植物由来の天然塗料のことで、化学染料が配合されていないので『肌に優しい白髪染め』と言われています。
ヘナカラーは、ヘナの葉の粉にお湯を入れて自分でペースト状にしてからヘアカラーと同じように塗布して使用していきます。
そのため、手間や時間もかかってしまう白髪染めとも言えるのですが、その分安心して使用できるカラー剤とも言えます。
ヘナカラーは髪に必要なタンパク質を使うたびに補ってくれるので、ヘナカラーで染める度にしなやかで艶のある髪にしてくれます。
カラーのバリエーションは少ないですが、白髪をしっかりと隠しながら一緒にツヤもだしてくれるカラーなので色味重視ではなく白髪を染める&ダメージを気にしてる方にはとてもオススメのカラーです。
↓こんな方にオススメ↓
- ツヤを出したい方
- ダメージを少なくしたい方
- そこまで明るくしたくない方
毛先をダメージさせない『白髪染めリタッチ』
白髪染めの方法は全体を染めるだけでなく、「リタッチ」という根本だけを染める方法もあります。
リタッチは全体のカラーをしないので、時間も短縮でき、料金もお安くできるというメリットがあります。
また、白髪染めはしっかりと白髪を染めてくれる分ダメージもかかってくるのですが、リタッチだけだと毛先までカラーをしないので、毛先のダメージも少なくできます。
↓こんな方にオススメ↓
- 時間を短縮させたい方
- ダメージを最大限少なくしたい方
白髪のオススメしない2つの対処方法!
白髪を抜く
“白髪を抜くと増える”よく耳にしますが、これは実は迷信で白髪を抜くと白髪が増えるということはありません。
白髪の毛根はメラノサイトの働きが低下していて、白髪を抜いたところからまた生えてくる毛も白髪のため、抜くと増えると感じるのかもしれません。
しかし、抜いても増えないからと言ってむやみに白髪を抜いてはいけません。
毛根へのダメージや髪の毛の成長サイクルに影響を与えてしまいます。
ひとつの毛穴から髪の毛は2〜3本生えていて、そのうち1本が白髪だからと言って他の毛も白髪という訳ではありません。
白髪を抜くことによって毛根への負担になり、健康な毛も生えてこなくなってしまうこともあるので白髪は抜かず、気になる場合は根本付近から切りましょう。
セルフカラー
白髪染に限らず市販のカラー剤はどんな人でも、どんな髪質の人でも簡単に染められるように薬剤がとても強く設定されています。なので、髪の毛にかかるダメージがとても大きいです。
白髪が気になる世代の方は髪の毛のエイジングにお悩みの方も多く、エイジング毛にセルフカラーは負担が大きく髪の毛がチリチリのパサパサになってしまうこともあります。
ダメージしてしまった髪の毛にはパーマや縮毛矯正がきれいにかからなくなる可能性があるので、今後の素敵なヘアスタイルのためにも髪の毛をきれいに保ちましょう。
また、市販のカラー剤は染める髪色やその人の髪質によって仕上がりの色が変わってきます。同じカラー剤を使っても仕上がりは変わってくるので思い通りの髪色にならないことが多いです。
セルフカラーだと後ろが自分で確認できなかったりするので、染めムラにもなりやすく、一度できてしまった染めムラを完璧に直すことはプロの美容師でも難しいことがあります。
白髪染め後のオススメヘアケア!
①トリートメントでキューティクルを整える
髪の毛を染めた後に髪の毛のキューティクルが開いたままの状態だと、カラーが早く色落ちしてしまうだけでなく、髪の毛に必要な水分や栄養も流れ落ちてしまい髪の毛のダメージに繋がります。
栄養価の高いトリートメントを使うことで、髪の毛はしっとりまとまりキューティクルも閉じやすくなります。
おすすめはサロンで取り扱っているサロントリートメントです。
サロントリートメントとは、毎日お風呂で使うトリートメントとは違い栄養価が高い特別なトリートメントです。毎日お風呂で使うトリートメントの効果はあまり持続しませんが、サロントリートメントはものにもよりますが2週間〜1ヶ月くらい効果が持続します。
カラーの後はもちろんですが、日頃のホームケアに加えて1ヶ月に1度のペースでサロントリートメントをしてあげると良いでしょう。
「どんなトリートメントがいいか分からない」そんな方はこちらで詳しく説明しています。
↓髪質改善トリートメントについてはコチラ↓
美容師がオススメするサロントリートメント8選
②低刺激のシャンプーを使用する
カラーをした後は髪の毛がデリケートな状態だということは何となく想像ができると思います。そんなデリケートな状態の髪の毛に洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、髪の毛はダメージを受けパサつきやきしみがひどくなるだけでなく、せっかく染めたカラーの色落ちも早くなってしまします。
白髪染めは普通のカラーに比べると色持ちは良いですが色が落ちてくると白髪だった部分が白っぽく光り、目立ってしまいます。
おすすめはアミノ酸系の低刺激のシャンプーを使用することです。
シャンプーには必ず洗浄成分が含まれていますが、アミノ酸系成分は肌と同じ弱酸性なので低刺激です。髪の毛や頭皮に優しく、ヘアカラーを長持ちさせてくれるだけでなくダメージケア効果も高いので良いことばかりです。
アミノ酸系シャンプーについて詳しく説明しているのでぜひご覧ください!
↓アミノ酸系シャンプーについてはコチラ↓
アイロンの熱のダメージやカラーやブリーチ毛などのダメージを徹底的にケアするPiMについて
③洗い流さないトリートメントをする
洗い流さないトリートメントとは、ドライヤー前に使う洗い流さないタイプのトリートメントのことです。
髪の毛にまとまりやツヤを出してくれるだけでなく、ドライヤーやアイロンの熱、日常の外的ダメージからも守ってくれるので毎日使用しましょう。
おすすめの洗い流さないトリートメントや種類について解説しています!
↓洗い流さないトリートメントについてはコチラ↓
【ヘアケア】洗い流さないトリートメントの種類・特徴と正しい使い方!美容師オススメの商品も紹介
よくある質問
Q.白髪染めでも明るくできますか?
結論からお伝えすると、白髪染めの薬剤だけで明るい色味にするのは限界があります。
5〜8レベルくらいが白髪がしっかり染まる白髪染めに適したトーンになります。それ以上の明るさを出そうと思うとどうしても白髪の染まりが悪くなってしまいます。
白髪の染まりが悪くなる前提で、8レベル以上の明るさを出そうと思うと、普通のカラー剤に白髪染めを混ぜてカラーをする方法やハイライトを入れたり、ブリーチを使って髪の毛を明るくし、白髪自体はほとんど染まりませんが周りの地毛が明るくなることで白髪を目立ちにくくする方法があります。後者の場合は白髪はほとんど染まっていないので注意が必要です。
また、過去に白髪染めを繰り返している部分に関しては白髪染めや普通のカラーで明るくすることは難しいです。
ブリーチを使用すると明るくすることは可能ですが、白髪染めを繰り返しているエイジング毛にブリーチをするとダメージがひどく髪の毛がパサパサのチリチリになってしまうので注意しましょう。
Q.普通のカラーでも白髪は染まりますか?
普通のカラーでもほんの少しだけ白髪は染まりますが、かなり薄染まりです。また、カラー剤の種類によっては白髪染めほどしっかりとは染まらなくてもある程度白髪を染めることができるものもあります。
Q.ヘアマニキュアで白髪は染まりますか?
ヘアマニキュアは白髪を染めることができます。
しかし、白髪に色は入りますが地毛を明るくする力はありません。
また、ヘアマニキュアは髪の毛の表面に色をコーティングさせるように色を付けるので、白髪染めと比べると色持ちは悪くきれいな色合いを楽しめるのは約2〜3週間くらいです。
ヘアマニキュアは白髪染めに比べてダメージが少なく仕上がりにツヤを出してくれます。また、頭皮に触れないように塗布するのでカラーによる頭皮の炎症やかぶれがほとんどありません。
頭皮や肌に付いてしまった場合、短時間で頭皮や肌が染まってしまうのでセルフカラーは難しいと思われます。
Q.白髪染めに切り替えるタイミングはいつですか?
もちろん白髪が多いと白髪染めをしないといけないということはありませんし、白髪が気になるタイミングは人によって変わってきますが、白髪の割合が全体の30%を超えたきたら白髪染めをおすすめします。
Q.白髪染めの頻度はどれくらいですか?
白髪の量によって、早い人で3週間、遅い人で半年など人によってバラバラですが、理想の頻度は1ヶ月〜2ヶ月です。
白髪の割合が多く1ヶ月以内でも白髪が気になる場合は伸びてきた部分のみを染めるリタッチカラーがおすすめです。白髪染めは染毛力が強くダメージが大きいので美容師さんに髪の毛の状態を見て判断してもらいましょう。
Q.白髪染めは傷みますか?
白髪染めは白髪がしっかり染めるように強い薬剤を使用しています。強い薬剤ということは髪の毛や頭皮に与えるダメージも大きくなってきます。
そのため、普通のカラーに比べると髪の毛が傷みやすく、頭皮のかぶれやアレルギーリスクも高くなってしまいます。
更に市販の白髪染めとなると、誰でも簡単に白髪が染められるようかなり強い薬剤を使用しおているので白髪染めのセルフカラーは危険です。
Q.白髪染めと縮毛矯正は同時にできますか?
白髪染めと縮毛矯正は同時にできないことはありません。しかし、白髪染めは染毛力が強く普通のカラーに比べるとダメージが大きく、縮毛矯正も美容室で行うメニューの中でトップクラスにダメージの大きい施術になるため、白髪染めを繰り返したエイジング毛に縮毛矯正はおすすめできません。
一般的に縮毛矯正はダメージの大きいアルカリ性の薬剤と高温のアイロンを使用しますが、当店では髪の毛への負担が少ない酸性の薬剤に、高温のアイロンを使用しない縮毛矯正を行っています。
白髪も気になって白髪染めも止まられないけど、髪の毛の癖も気になって縮毛矯正もあてたいという方には酸性縮毛矯正がおすすめです。
↓当店の酸性縮毛矯正「エアーストレート」の詳細はコチラ↓
同じ日に同時に施術を行うのは髪の毛への負担が大きいだけではなく、どちらかのクオリティーが落ちてしまう場合があるので最低3日〜1週間は間隔を開けることをおすすめします。
カラーをした後に縮毛矯正をすると、カラーの色が落ちて明るくなってしまうので順番的には縮毛矯正をした後にカラーをする順番がおすすめです。
Q.白髪が気になる表面や顔周りだけの白髪染めはできますか?
ポイントでの白髪染めも可能です。
ただ、美容室でメニュー化されていない場合もあるので美容師さんに相談してみると良いでしょう。
まとめ
白髪はきっとだれもが直面する悩みだと思います。
白髪染めのメリットやデメリットを把握し、いつから白髪染めに切り替えるのか、白髪染めをしながらも髪の毛をきれいに保つケアの仕方など参考にしていただき、何歳になってもきれいで素敵なヘアスタイルをキープできるようにしましょう。
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